Megami Network News

女神ネットワーク・ニュース Mika Takaki's Blog. ヒーリング・アーツや、高木一行関連の情報発信ブログです。

窃盗の容疑をかけられる! 〜高木一行近況報告〜

一昨日(2017年4月24日)、

面会室に入るなり、夫が、

「明日の面会は、来ても会えないと言われるかもしれない」

と言い出しました。

 

「今、窯業の訓練生の間でひどいことが起こっている。

陶芸用の道具がひとつなくなったんだ。

それも、壊れかけた鉄くずみたいなもので、

こんなもの誰も盗むはずがない、という程度のものだ。

その道具を私が一番使っていたので、

私に盗みの容疑がかかっている。

他にも使っていた人がいたので、

何人かの人たちが、同じように連行されていた。

 

私の居室をすべてひっくり返して調べられられたが、

盗んだはずものはどこからも出てこなかった。

こんな容疑をかけられるいわれはまったくない。

これまで真面目に訓練を続けてきたし、

介護福祉の資格試験では優秀な成績で合格したことを、

以前の教官達がよく知っている。

 

その教官達がやってきて、

私の顔を見て笑っていた。

つまり、

こんな真面目な人が盗みをするはずがないのに、と

わかっているという含み笑いだ。

 

しかし、今回の件で処罰を受けるかどうかの審査は、

以前お世話になった教官達とは別の人たちが行なうから、

どうなるかはまったくわからない。

 

処罰が決まったら、仮釈放もなくなるかもしれないし、

手紙も、差し入れも、しばらくの間は

何も受け取ることができなくなる。

だからこちらから連絡するまで、

一切、手紙も送らず、面会にも来ないように。」

 

刑務所の中は、何が起こるかわからないということを、

今まで順調にいっていただけに、痛感しました。

 

夫が盗みを働くような人ではないことは明らかですが、

理不尽な状況で処罰を受ける可能性もあり、

今は、窯業の訓練を禁止され、

居室で折り鶴を折っているそうです。

折り鶴も必要なところで使われるのでしょうが、

せっかく陶芸の腕を上げていた時期だっただけに、

刑務所の不利益にもなりかねない対応には、

頭が固いと思わざるを得ません。

 

 窃盗の容疑で連行されるまで、

夫は、一輪挿しを創っている途中だったそうです。

 繊細な作業をしている中、

突然連行されたため、

いくつかできあがる直前だった一輪挿しが、

ダメになった可能性もあるとか。

一輪挿しは非常に難しく、

なかなか上手く創れないそうですが、

なぜか夫は一輪挿しが得意だそうです。

 

窯業の訓練生の奇妙な習慣がありました。

ひとつは、食事を3分で無理矢理強制終了すること。

もうひとつは、いろんな人が入れ替わり立ち替わり、

新人の訓練生に指導しようとすること。

その習慣を、「嫌だな」と思っていた夫の願いが叶い、

食事はゆったりできるようになり、

訓練生への指導もなくなったそうです。

 

自分なりのやり方で創り始めたことで、

夫の陶芸の腕がどんどん上がり、

同期の訓練生の人にも教えたところ、

その人も腕を上げて、

周囲の人達に驚かれ、

「今年の訓練生2名は腕がいい」と評判になっているそうです。

 

刑務所内で、訓練生の陶芸作品が販売されていたので、

カフェオレ・ボウルを2つ購入してきました。

「価格が非常に安いですね」と担当の人に言ったところ、

「材料費くらいで、ほとんど人件費がかかっていない」と

おっしゃっていました。

これがいいことなのか、悪いことなのかはわかりません。

 

 ・・・・・

 

今回の面会では、これまで明るかった夫の心に、

少し影が差したような印象を受け、

初日の面会が終った後、

ザビエル記念聖堂前の公園を散策していた時、

胸がつまって涙を抑えることができませんでした。

 

それでも、2日目の最後には明るく手を振って別れることができたので、

救われる思いでした。

 

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↑ザビエル記念聖堂の聖母マリア像。