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Megami Network News

女神ネットワーク・ニュース

夫との面会 その1 〜高木一行 近況報告〜

ヒーリング・アーツ 高木一行

夫・高木一行との面会は、約3ヶ月ぶりです。

 

面会室に表われた夫は、心持ちやせていました。

 

窯業(陶芸)の職業訓練は、

通常10年くらいかかる修業を、

たったの1ヶ月で無理矢理、やらされるそうです。

 

小鉢、お椀など、まだできないのに作らされるとか・・・。

 

「班長」は一番、上手い人が担当するのですが、

その人は以前在籍した刑務所でも、

窯業をされていたそうです。

 

班長以下、先輩達が、

よってたかって、できない夫にやり方を教えてくれるそうです。

 

しかし、一人一人言うことが異なり、

その通りにやってもできないという難しさ。

 

そして、窯業の訓練生たちは、

なぜか皆、3分で食事を済ませるという奇妙な習慣があります。

 

看守の人に、

「もっとゆっくり食べていい」と言われているのに、

皆、喉に流し込むように食事をし、

3分経つと、残っていても

「ごちそうさまでした」・・・・

 

一体、この奇妙さは何なのか、

夫自身にもわからないそうですが、

「郷に入れば郷に従え」で、

周囲の人々に合わせて、

3分で食事を済ませるため、

食べ物の味がわからなくなったそうです。

 

こうした、あり得ない、劣悪な環境の中での出来事を、

夫は修業として楽しんでいるようです。

 

それにしても、

身体的、心理的な、すべての欲求を、

一瞬にして消滅させることのできる

「レット・オフ」のわざがなければ、

たぶん、おかしくなっていただろうと、

夫が言っていました。

 

いかなる状況にあっても

ヒーリング・アーツが役立つことを、

夫自身が日々の刑務所暮らしの中で、

証明しているのです。

 

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↑山口刑務所から車で10分ほどの山口県立美術館で、「世界遺産 ポンペイの壁画展」をやっていた。

ここ最近、家に閉じこもっていたので、何もかもがものすごく新鮮だった。